子供には両親双方の愛情が必要
子どもが健全に育つには両親双方の愛情が必要です。両親双方の愛情を受けることによって、子どもの情緒面の発達が促され、親の愛情によって愛と信頼を学ぶのです。
両親が継続的に関わっていないと、子どもが人間に対する信頼感を築くにあたり問題を生じ、その結果他者とのあたたかい人間関係を築くことが困難となります。
他者との関係を築こうとする意欲は、他者に対する信頼感を持つ能力に大きく立脚しています。
子どもは両親双方と関わることによって物事の見方が一つではないということが分かるようになります。
なぜなら、両親はそれぞれ違ったふうに物事を見たり感じたりするからです。
子どもは両親に接し教育されるうちに、自分の愛する二人の人間がそれぞれ異なった物の見方をするということを理解するようにります。
つまり、野球の大ファンでもよいのだし、野球に興味がなくてもよい、というようなことが子どもに分かるようになるのです。
これは子どもが学ぶべき非常に重要な点であり、このように「両親の異なる物の見方」に触れることが、子どもが自分自身の視点を構築する基本となるのです。
子どもが両親双方を必要とすることを確認する旨、子育てプランの中に記載しておくとよいでしょう。
参考図書 Mom's House, Dad's House 著者Ricci
Children of Divorce 著者Barris and Garrity